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Malay Dilemma(2)

中場三十次です。

引き続き
、マハティール元首相が書いたMalay Dilemmaを読んでいます。

彼は日本を見習おうというルックイースト政策を推し進め、97年のアジア危機でも、固定ドルペッグというある意味強引な政策をとって、経済危機を切り抜けたという強いリーダーシップを発揮した日本でも有名な政治家ですが、その政策は、マレー人優遇政策をすすめたことにありました。

この本の中で、マレーシアはマレー人が大半を占めるのに、なぜマレー人は劣位な立場に立たされているのか、歴史から振り返って分析しています。

日本人は政治家の悪口や将来への悲観はいいますが、自国民族の国民性を悪いとはあまりいいませんので、そういう意味では驚きだったのですが、マハティールは、マレー人の国民性は、他民族に比べて劣っていると言いたいようです。すなわち、easy-goingでtolerantだと。だから、勤勉(とされていた)日本人を見習おうという政策をとったのかもしれません。

マレー人は歴史的に他国民との融合がすすまず、インブリーディングが多く、劣った性質が遺伝していく、さらに、経済を牛耳っている中国人に比べ、ビジネスがうまくできず、イギリスの植民地化においても、うまく立ち回ることができなかった。

結果として、マレー人はますます地方に追いやられ、都会は独立後も中国人が中心にしきり、マレー人が都会で仕事にありつくのは難しかった。

中国人のビジネスのスタイルである、地縁・血縁を重視するという排他的なビジネススタイルも、マレー人が仕事につく機会を妨げた。

マレー人は地方に多く住んでいたので、いい学校で教育を受ける機会にも恵まれなかった。都会にはいい学校があり、非マレー人の学生のほうが多くこれらの学校に通うことができ、ますますマレー人を経済的に恵まれる立場にさせることを妨げた。

もちろん、法律はマレー人、非マレー人に関係なく平等に機会を与えているが、現在でもマレー人が劣った立場にあるのは、制度の問題ではなく、これら歴史的、社会的な要因があり、さらにその遠因はマレー人の民族性にあると主張したいようです。

マレーシアはブミプトラ政策というマレー人優遇政策があり、それがときに外国企業から敬遠される原因になったりするのですが、マレーシアの経済を理解するうえで、このような歴史的経緯や社会の特徴を把握することは大事なことだと考えています。

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コメント

No title

最初読んだときは大笑いしました 過激過激も超過激 「こりゃ発禁になるわ」 マレーシアのどんなガイドブックよりもマレーシアのことが一気通貫でわかりますね 私も皆さんに勧めています 
マハティールに取材した人に聞いたのは「なぜブミ規制を緩和廃止しないのか?」と聞いたらあっさり「選挙があるから」 と答えられたそうです
でも,欧米の記者にブミ政策の事を批判されたとき マーちゃんは
その記者に「おまえたちには貸しがある」と一喝したのには感動したともおっしゃっていました そりゃそうですよね 植民地時代かってに中国やインドから人間どんどん送り込んできておいて 「お前が言うな」ってな感じでしょう
長くなりました 

No title

おおにしさん

コメントありがとうございます。日本人にとって、国とは何か?などと考えることはありませんが、この本を読むと、マレー人にとってのナショナリティの問題は深刻に考えられるべき問題だということがうかがえますね。もう少し簡単な単語使えよと思いながら読んでいます。

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