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日・米・中が激突する東南アジア

中場三十次です。

マレーシアにいるうちに、読もうと思って買った本がけっこうあるのですが、結局、3冊に絞って読むことにしています。イスラム金融の本、現代東南アジアに関する本、そしてマハティール元首相が書いたマレーシアの問題に関する本です。

そのうちの一冊、アメリカの大学の先生が書いた、Comtemporary SoutheastAsiaを読んでいるのですが、学術書らしく難しい言い回しが多く、読むのに苦労しています。学者の書いた本が難しい言い回しなのは日本も同じですが(さらに何がいいたいのか日本語的にも意味不明なことも多い)東南アジアについて包括的に解説している本は他に見当たらなかったので読んでいます。

歴史的に東南アジアは地理的な要所であり、中国とヨーロッパを結ぶ海上上の要点でした。現代では、中東からのタンカーがマラッカ海峡をとおって、日本、アメリカへとやっていきます。

さらに天然資源にも恵まれ、各国の侵略の的となってきたのです。

そういうわけで、古くは中国人やインド人やアラブ商人がやってきて、その後はヨーロッパが植民地化し、第二次大戦中は日本が侵略して、独立後はビジネスを握っていた華僑資本と地場民族の対立があったりと難しい時代がつづき、それに加えて、冷戦の影響で、ベトナムなどは共産主義化して、それに対抗してアメリカがやってきたりと、まさに各国に翻弄される地域だったといっても過言ではないわけです。もっとも東南アジア各国はしたたかに外国のいいところをとりいれて経済発展に成功してきたという面もあります。

さて、日本の戦後の東南アジアのつきあいは、まず第2次大戦の補償問題から始まったのですが、福田(父)総理が福田ドクトリンのもと、東南アジアの経済発展に尽くすと表明してから、東南アジアとのつきあいは変化しました。日本企業の進出が相次ぎ、アジア通貨危機のときには、宮沢財務大臣がイニシアチブをとって、この地域の経済混乱の収束に貢献したのです。本屋に行けば日本との関係について書かれた本も多いですし、マレーシアはマハティールのもと日本をみならって経済発展をさせたということもあります。案外親日家が多いのかもしれません。

中国は、古くからこの地域に進出していましたが、共産国家となってからは、東南アジア諸国とは関係が冷え込んでいました。南シナ海の領土問題などもあり、現在でも脅威であるとみなされているようです。しかし、経済の著しい発展で、東南アジア諸国にとっては巨大な交易相手国であり、そしてアセアンと中国はFTAを締結することになるほど関係は友好的になっています。

最後にアメリカですが、アメリカはこの地域はあまり関心がなかったようです。しかし、マラッカ海峡は石油輸送の中継点であり、フィリピンに基地をつくって、軍事的なプレゼンスは高めてきました。中国への抑止力という意味でもアメリカのこの地域でのプレゼンスは重要な役割をになっています。さらに輸出相手国としてもマレーシアのほうがブラジルよりも大きいということもあります。

時代は変わっても、東南アジアの国々は海上交通の要衝であり、外国が多数進出する地域です。そして問題をかかえながらもしたたかに大国のはざまで生きていくという姿勢は今も昔も変わらないと言えるでしょう。

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